365日のアーユルヴェーダ
おなかをスッキリさせたい時にアジョワンティー Feb.18.2025
3月は春一番など強い風にあたることが増えます。
風が強い日はお腹がはりやすい。
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おなかがはっているとき、ガスがたまっている時はアジョワンティーをつくります。
アジョワンは駆風作用、殺菌作用にもすぐれたスパイス。
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作り方は簡単。
アジョワンをさっと乾煎りし水を加えてほんのり色がつくまで煮出して。
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デトックススパイスコーヒー Feb.16.2025

春はもうすぐ。今の時期に、体に溜まった過剰なものを排出して春を快適に楽しみたい。そろそろデトックスを促します。
写真は、デトックス・スパイスコーヒー。
著書「アーユルヴェーダの心地いい暮らし」に、レシピを詳しく掲載しています。
南インドのアーユルヴェーダ施設で、トリートメント後にいただき、美味しくて感激して、ドクターに教えてもらったレシピです。
今年はまた少し違うレシピも教えていただきましたが、作り慣れているこちらを紹介します。
(つくりかた)
カルダモン、
クミン、
コリアンダー、
ブラックペッパー、
ジンジャー
などお好みのスパイスをいい香りがするまで乾煎りしてから、細かくつぶします。
(スパイスの割合は、写真くらいも美味しいです。)
ミルサーがあればそのまま粉にして玄米珈琲などと一緒に混ぜておいて、お好みの濃さでお湯に溶かします。
荒い場合はフィルターでこしても。
黒糖などで甘味をつけると美味しいのですが、春は甘さは控えめがおすすめなので、お砂糖は少なめで。
小さなハーブボールでお顔のマルマケア Feb.12.2025
こちらの小さなハーブボールは、お顔のセルフケアにぴったりです。
「マルマ」と呼ばれるエネルギーポイントを、ちょうどよいやさしさで刺激することで、顔色が良くなり、リフトアップ効果も高まります。
また鼻詰まりや目の疲れ、思考の鎮静にも○。
花粉が飛ぶ季節は、鼻詰まりだけでなく流れが滞りやすいため、マルマポイントへの刺激は、顔の浮腫みを解消し気分もスッキリさせてくれます。

ハーブボールの中身は、美肌効果も期待できるローズやハトムギなどがブレンドしてあります。
ほんのり甘く爽やかな心地よい香りです。
アーユルヴェーダの美顔マッサージは、著書「アーユルヴェーダの心地いい暮らし」の136ページに少し紹介しています。
こちらのホームページでもまた紹介しますね。
インドで購入した可愛い本たち Feb.11.2025

海外に行くと、毎回、帰りは本で荷物が重たくなるほど、本を買い込んでしまいます。
?今回買った中での、1番のお気に入りは、「THE HERBAL SUTRA」。
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sutraとは、糸を意味して、教えが綴られている教典などを指します。
この本、表紙は布張り、中の紙質も一枚一枚が分厚くざらりとしていて、(写真4枚目)見開きのデザインもかわいい。どのページも絵になります。
?海外でよく植物の本を購入しますが、知識だけでなく、紙を贅沢に使っていて、アートとしても楽しむことができる本が多いと感じます。
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こちらの本、インドならではな、アーユルヴェーダハーブやスパイスのこともまとまっていて、ページをめくるのが楽しい本です。
?home docter という本は、へーって思うレメディもたくさんのっています。試してみよう。
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立春すぎての皮膚トラブル Feb.10.2025

この数日、クラシツクルのオンラインにて、20名ほどの皆様とお話しする中で、
立春すぎたあたりから皮膚が痒くなっている、赤い発疹が、、というお悩みを多く聞きました。
私たちの体は優秀で、真冬の寒い時期は体内の熱を外に逃さないように、毛穴もしめ体をキュッと固めて、寒さから身を守っています。
逆に暑い時期は、体内の熱を外に放出しやすいように、体を緩めています。
寒い時期と暑い時期、活動の時間帯と休息の時間帯など、体を緊張させたり緩めたりの調整をしているのが自律神経です。
まだまだ寒い今時期ですが、体は少しずつ春に向かって緩みやすくなっています。
寒い日中はぎゅっと体を締めていますが、お風呂に浸かったりお布団に入って暖まった途端に、いつもより過剰にゆるまって一気に熱を放出することで痒みや赤い発疹が出やすくなることがあります。
そういうパターンの痒みや赤みですと、体が春のモードに慣れてきたら落ち着きます。
赤みや痒みのある時は、セサミオイルなどの体を温める性質のオイルでマッサージすると、より痒くなってしまいます。
赤み痒みがあり乾燥している場合は、ギーをうっすら伸ばしてみることもおすすめです。
ギーは保湿しながら鎮静してくれます。
ギーを100回洗ったクリーム(シャタドゥルタグルタ)があると、服にギーの香りがあまりつかないので使いやすいです。
南インドのチャイの作り方 Feb.07.2025

インドの飲み物といえば、チャイという印象がありますが、南インドではコーヒーもメジャー。
そしてチャイの作り方は、地域によってずいぶんちがいます。
北インドでは茶葉もミルクも一緒に煮込むスタイルが多いようですが、南インドではお茶とミルクを別々に煮込んで、飲む前に混ぜるスタイルが多いようです。一緒に煮込んだほうが濃厚、別々に煮込んだ方はあっさりです。個人的には暑い時期には南インドスタイルで、砂糖はジャガリーを少しだけ入れてもらうのが好みです。ココナッツラグーンの船で作ってくれるチャイ、茶葉もミルクもすごく美味しくてまた飲みたい。

インド最終日は、ココナッツラグーンへ。
敷地内を歩いていると、あちらこちらに小さな緑の実が落ちていて、拾って香りを嗅ぐとマンゴ!
甘くなるのはあと1ヶ月後くらいだそう。
若いマンゴも美味しいよ、とホテルマンが、少し大きくなったマンゴをもいで、シェフの元へ。
スライスしたマンゴと、チリと塩をもってきてくれました。
チリと塩を控えめにつけて食べてみると、酸っぱくて渋い、、、うげっという顔をしていたら、
「もっとたっぷりつけたら美味しい!」と半ば強引に勧められ、たくさんつけて食べてみたら、
酸っぱさと渋さが、辛味と塩味と調和して、確かにおいしい。
が鋭く刺激的すぎる味。

風土と食事と人の雰囲気は、質が似ています。
昨年、南インドが最も暑い時期にお料理を学びながら感じたことは、
この鋭くまとわりつくような暑さと、食事の質がよく似ているということ。
私はインドで、油と鋭い味にお腹をやられる傾向がありますが、
この食事の質と体の質が似てこないと、非調和的でアンバランスが生まれ、
ここでは健康的に住めないのだろうな。と感じていました。
和食は全体的に、あっさりしているけれど、しっとりとした重さがあります。
全般的に、現代人は忙しくて動きが多く風の質が増えていますが、
日本人は本来的には水っぽい質なのだと和食を見ながら思います。