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365日のアーユルヴェーダ 6月

 

砂糖と塩の性質 june.27.2025

 

美味しそうな無農薬の梅を買って、東京に戻り梅シロップ第一弾を。

 

まずは氷砂糖と、生蜂蜜の2種類で作りました。
この2つ、アーユルヴェーダでは、性質がかなり違います。


氷砂糖は、体を冷やす性質が強いので、夏の暑い日や、体に熱がこもっている時に特に向いています。

ピッタ鎮静!


一方、生蜂蜜は、体を温める性質があります。渋味もありカパを減らしてくれます。

体を温めたい時や、梅雨の重だるさを感じるときにも◎。
(加熱は禁物なのでお湯割りできません)


?砂糖も性質が色々ですが、お塩も同じく。
ピリッと鋭い味の海塩は、体をより熱くする性質があります。

 

まろやかな味の岩塩は、体を過度に熱くしないので、

特にこれからの暑い季節の塩分補給に向いています。

 

このように、「甘味」「塩味」も性質を知って、今の自分の体調や季節に合わせて選ぶ。
アーユルヴェーダの面白いところで、日常に活かせる実践的な知恵です。

 

自分の感覚と、知識の両方から選ぶと、食事や手仕事もさらに楽しく、

心と体を整えるためのセルフケアになります。
 

 

夏の頭痛と目のケア june.25.2025

 

夏のケアのポイントの一つが目。

眼のケアを行うことで、夏の心身は整いやすくなります。

 

そして眼の不調は頭痛とも関係があります。

アーユルヴェーダでは、頭痛も、どのような質で何が原因なのか、を紐解いていきます。

 

大きく3つのタイプに分けますが、その方の体質、環境などが全員違うように、みんな違う。

なので対処法もみんな違います。

 

たまに「夕方になると頭痛になる」とお悩みの方がいます。

ある方の1日の過ごし方を伺うと、仕事柄、日中に太陽の光のもとで、神経をはりながら、目をかなり使っていました。

 

アーユルヴェーダを学んでいる方はピンとくると思うのですが、日中の過ごし方(眼の使い方)によって、

体内のピッタ(火のエネルギー)が増悪しやすい状況で、そこに夕方、ヴァータ(風)が増えることで、火が大きくなって頭痛がおきている可能性も!

 

こんなふうに紐解いたら、目の使い方やケアを意識してみます。

日中に眼に熱がたまらないようにできることはないか?クールダウンする時間はないか?などなど。

具体的にみえてくると、できることがみつかります。

 

頭痛に限らず、暑い時期にに起きやすい不調には、眼のケアが解消のポイントになるものが多くあります。

 

夏バテしない体つくりは消化力を整えることから 

 

最近、胃腸の調子がいまいち、だるい、なんか疲れている、という方が増える時期です。

 

特に30代後半からは、ホルモンバランスの変化も相まって、スッキリしない日が増えることも。
アーユルヴェーダでは、不調の鍵を握るのは、まず、「消化力(アグニ)」だと考えます。?

夏、私たちの消化の火は暑さで不調を起こしがち。

 

消化の火の不調が、体に未消化物を溜め込んで重たくなってしまったり、

食べたものをうまくエネルギーに変えられず、夏バテを引き起こす原因になります。

 

アーユルヴェーダを学ぶと、消化力を守り調子を整える自分に合った具体的な方法が分かります。

 

そして「知っている」だけでなく、「自分で実践できる」ようになることが、何より大切。


今の自分の心身の様子がわかるコツを得て、自分でケアできるようになる。
そんなアーユルヴェーダの学びを、一緒に深めてみませんか?

 

実山椒の季節

雨上がりの山道は、山椒の香りが漂い心踊ります。
年は塩漬けと醤油漬けに。この手仕事も、指先が痺れるけれど、心整う時間。

 

今年は塩漬けと醤油漬けに。

?
ピリッと爽やかな山椒は、梅雨の滞りがちな消化を助けてくれます。
(消化の火をサポート!)
?

実は、梅雨だけでなく、夏も「消化力」が元気のカギです。
暑さ本番!の前に、夏バテしにくい体つくりを

 

ローズ摘みと蒸留体験へ

夢ハーベスト農場さんへ、@yumeharvestローズ摘みと蒸留体験に行ってきました。

 

有機栽培のダマスクローズや、一緒にカモミール、マロウなども摘ませていただきました。

そして、ギュギュッと押し込んでも山盛りになるほど詰め込んだローズの蒸留スタート。待っている間はガーデン散策や、ハーブが楽しい朝食も。

 

ローズウォーターが1滴づつ落ちる空間は、うっとりする香りでちょっとクラクラするくらい。


そして、アロマオイルの浮いたローズウォーター一瓶をその場でいただきました。

 

実は去年、こちらのローズウォーターを使って、最高によかったので、今年は絶対にローズ摘みに参加したかったんです??

一緒に参加した皆様との会話もとっても楽しく、贅沢すぎる体験会でした。

 

アーユルヴェーダでは、ローズは、ピッタ(火のエネルギー)を鎮め、

特に目のケアや体内の過剰な熱を冷ますのに大活躍のこれからの季節にぴったりのハーブです。

 

ローズウォーターもですが、アーユルヴェーダの伝統的な舐め剤「グルカンド」も、夏に欠かせません。

 

 

バラの花びらと砂糖を合わせて熟成。
夏の火照りやイライラを感じる時にも、内側から優しくクールダウンしてくれます。

あとは熟成を待つのみです。

 

感性とセンス

 

 

最近、よく「感性」や「センス」の話になります。AIの勢いが増す最近、、これからのことを考えると、

感性やセンスは、生きる上でも仕事をする上でも、これまで以上に、大切な気がしています。

 

感性ってなんだろう。

私は、知識と体感が融合した、自分ならではの感じ方を「感性」、感性の表現が「センス」なのかな、と思っています。

 

 

そして、知識と体感は、まず自分の感覚を信じ、知識とあわせながら、答えを導き出そうとするプロセスの中で融合する。つまり感性が育つ。

数日前のリトリート講座では、自分の感覚を信じ、安心してシェアしあえる場を全員でつくりました。

 

個性豊かなそれぞれの感じ方を、アーユルヴェーダの知識と合わせながら、シェアしあう受講生をみて確信したこと。

 

それは、ヒントとともに、答えを見つけようとする過程で、感情や思考が行ったり来たりする時間や、

個性豊かな他者のプロセス(思考や感情など)に触れる時間、

そういった過程が、自分ならではの感性を豊かにして、自分らしい魅力的なセンスを育てる。ということ。

 

これまでも、アーユルヴェーダの実践型プログラム「クラシツクル」など、

私のすべての講座やサービスでは、知識と体感の融合を大切に作ってきました。

 

これからは、さらに力をいれて、これでもか!というほど、プロセスを味わいつくせるような内容や仕組みに発展させたいな。

 

*最近、自分が好きで得意だと思っていたことは、AIはどれももっとできるから、私の得意は得意でなくなるんだなぁと、少しもやっていました。

 

が、文章を組み立てたり書いたり、イラストを書いたり、、

めんどくさがりながらもプロセスを工夫して楽しむことは、私の感性を磨く大切な行為なんだ、と改めて。

 

AIもありがたく活用しながら、試行錯誤をもっと味わおう。