365日のアーユルウ゛ェータ゛ 7月
08. クレイとローズのボディーパウダー

強い日差しと、じっとりとした夏の空気で、お肌も疲れやすい時季。
私の肌は、汗疹ができやすく、肌にかゆみが出やすいので、
毎年、ボディーパウダーをつくって予防しています。
サラサラのクレイと、肌の熱を優しく鎮めてくれるローズのパウダーを混ぜます。
ブラシやパフで首周りや気になる箇所に。
汗や湿気で、不快に傾きがちな肌もさらさらで気持ちよく。
つけるたびに、ローズの香りが漂い、少しスーッとします。
*夏のお肌を喜ばせるハーブなどのキットは「クラシツクル」8月号に入っています。
07. 夏に大活躍のスパイス・コリアンダーのソルト
物産展で購入した真っ赤なトマト。
そのままでも美味しいけれど、コリアンダーソルトをかけると、
酸味がやわらかくなり甘味がより引き立ちます。

アーユルヴェーダでは、夏は「火」のエネルギーが強まる季節。
暑い時期、酸味や辛味のような「鋭い味」を摂りすぎると、
体内に熱がより溜まりやすくなり、心もカッカとしやすくなります。
そんな時、活用したいスパイスのひとつ、「コリアンダー」。
コリアンダーは、消化を助け、体にこもった過剰な熱を排出してくれる。
そして、爽やかな香りは鋭さをまろやかにしてくれるので、
酸味のある野菜にもピッタリです。
今日はコリアンダーソルトをご紹介します。
コリアンダーを炒って、岩塩と一緒にすり鉢などで細かくするのみ。

野菜料理に限らず、特に魚料理にもとっても合うので、
ぜひ活用してみてくださいね。
06夏を楽しむ飲むセルフケア

強く鋭い日差しやこもる熱。
そんな夏を元気に乗り切るための、コーディアルです。
ハイビスカスとローズヒップ。ビタミンCや鉄分が豊富で、肌と元気をサポートしてくれます。
ハイビスカスは、後味に甘味と渋味が残り、適度に体をクールダウン。
ピッタ(火のエネルギー)を鎮静してくれます。
ほんの少しフェンネルを加えると、強い酸味を、まろやかにやさしい味へと変えてくれます。
やさしい酸味は、心と体に潤いと活力を与えてくれて、夏の疲労回復にぴったりです。
【材料】
ハイビスカス 10g
ローズヒップ 10g
フェンネルシード ひとつまみ
水 150ml
砂糖 お好みで
【作り方】
ハーブと水を7分ほど弱火にかけて
砂糖を入れて蒸らし、
ある程度冷めたら保存容器へ。
今回は、半分は液体のみ、半分はハーブも一緒に瓶に入れました。
水割り,炭酸割りも美味しい。
*こちらのキットはクラシツクル8月号に入っています。
05クミン味噌ディップ

夏場は、消化力が弱くなりがち。
消化力の乱れや弱まりは夏バテや疲労の原因になります。
- 冷たいものを食べすぎないこと。
- 食事前や食事中に水をガブガブ飲まないこと。
- 消化にやさしい食事を選ぶこと。
- よく噛むこと。 などなどを心がけたうえで、
消化を助けて整えてくれるスパイスを上手にとりいれて夏の心身を健やかに。
暑い時期に特におすすめのスパイスは、クミン、コリアンダー、フェンネル。
スパイス=カレー、オリエンタルなイメージもあったりしますが、
和食など馴染みのある料理にも結構合います。
特にクミンはおかず作りに欠かせない。クミンと味噌も好きな組み合わせです。
焼きおにぎり、きゅうり、蒸したじゃがいもやキャベツ、焼き茄子、などなどにもとっても合います。
作り方
1. クミンを乾煎りする。
2. 軽く潰す。
3. 味噌と生蜂蜜とレモン汁を混ぜる。
分量は味見しながらお好みの味に調整してくださいね。
04ゴツコラのオイル

夏の強い日差しや、たくさんの情報にふれていると、私たちの思考は、休むことを忘れがちです。
アーユルヴェーダで「若返りのハーブ」とも呼ばれ、古くから大切にされてきたゴツコラ(ツボクサ)。
その力をゆっくり抽出して、夏のセルフヘッドマッサージにぴったりのオイルをつくりました。
小さめのゴツコラの葉を採って、瓶に詰めてから、乾燥機に入れてドライにし、

エキスとココナッツオイルとホホバオイルなど数種のブレンドオイル、を注ぎました。
このオイルでのヘッドマッサージは、
常にオンになっている思考のスイッチをオフにして、
自分の「感覚」へと意識を戻してくれます。
私が「クラシツクル」を通してお届けしたいのは、単に物や知識ではありません。
知識と体感を融合させることで、自分の感じ方や「感性」が動き出すきっかけや、
自分の体と上手に向き合って必要、不必要なことを自信を持って選びとる力です。
「自分の感覚を信じる」という自信は、
自分らしく生きるための一番の土台になると、思っています。
03.アーユルヴェーダ手帳の制作、仕上げに近づいています。
アーユルヴェーダ手帳2026の仕事で熊本に滞在していました。@ayurveda.diary

今回は最終日の今日までは、ほぼみっちり夜まで仕事だったので、
観光らしいことがまったくできず、、
最終日は少し遊ぼう!と言っていたら、朝から小雨。
どうしよー、と迷ったのですが、とりあえず草千里ヶ浜へ行ってみることに。
なんとラッキーなことに、晴れの日は仕事をしている馬たちは、
雨の日はお休みとのことで。
馬たちはオフの日のフリータイムを満喫中。
追っかけっこをしたり、ゴロンゴロンしたり。
仕事のない時は、仕切りも何もない草原を自由に駆け回っているのに、
仕事の時には持ち場に戻るそうで、驚きました。
ちょうど雨もあがり、人も少なく、霧の中の幻想的な景色も楽しめた最高の1日。
アーユルヴェーダ手帳2026、3年目の製作はまだ完了していませんが
今回,コンセプトがしっかりして、目指す方向が明確になりました。
ぐるぐるまわって元に戻る、みたいな感じもありますが、
螺旋階段を登るように、元に戻っているようでもきっと進化しているはず。
2026年版もどうぞよろしくお願いします。
02. 夏の体とお肌が喜ぶレモンライス

先日、セラピストコースの受講生たち、ランチボックスを差し入れしました。
夏の暑さや気候の激しい変化で、体がお疲れ気味な方が多かったので、
酸味をやさしくしたレモンライスを中心に。
消化をサポートしつつ、刺激はやさしい胃腸に嬉しいスパイスが
じつはたくさん入っているランチボックスになりました。
暑い夏!なんだか体がだるい、お肌も疲れ気味…なんて時に、
おすすめな、「レモンライス」。
スパイスが弱りがちな夏の消化力をサポートし、
ターメリックがお肌の調子を整え、
レモンの酸味が疲労回復を助けてくれます。

夏バテ気味の心と体に嬉しい。
さっぱりしているので、食欲がない時でも美味しく食べられます。
01. 五感を信じることは自分の軸をしっかりさせる
先日、「仕事で嬉しかったエピソード」をシェアする機会がありました。
その時に、ぱっと思い浮かんだのが、先月のリトリート講座での出来事です。
講座の初日、私から皆様に、
「この3日間は、自分自身の五感を、100%信頼してください」
「そして、その感覚を、そのまま言葉にして、みんなにシェアしてみてください」
と、お伝えしました。

アーユルヴェーダでは、一人ひとり、生まれ持った体質が違うと考えます。
だから感じ方が違うのは、ごく自然なこと。
ですが、例えば、皆が「甘い」と言っているのに、自分は「苦い」と思ったら、
自分の味覚がおかしいのかなと不安になったり、自分の感覚を信じられなくなってしまうことも。
リトリートでは、一人ひとりが、自分の感覚を、そのまま言葉にして、
そして周りも、ただその違いを知る。認め合う。そんな時間を過ごしました。
参加された皆様は、「クラシツクル」などで、
日頃からアーユルヴェーダを学び実践を続けている方々。
だからこそ、自分の感覚と向き合い、それを言葉にすることが、
とても上手だったのかもしれません。
それでも、心のどこかにあったかもしれない、
「周りから、変だと思われたらどうしよう」
などこれまでの人生でつくってきた壁。
それが、すっと取り払われたかのように、最終日の皆さんの表情が、
ハードな3日間で疲れているはずなのに、清々しく、キラキラと輝いていて。
一人ひとりが、本来持っている力が、自信を持っていくことで
活き活きしてくる様子を見られたことが、とても嬉しかったです。
先日、この話をシェアした時に、
「五感を信じることは自分の軸をしっかりさせますね」
と伝えてくださった方がいました。
「アーユルヴェーダを通して、私が伝えたいこと。」
その大切な一つが、ここだ!と改めて認識しました。