リコリス(甘草)
リコリスは、アーユルヴェーダではヴァータ(風のエネルギー)やピッタ(火のエネルギー)を鎮静するスパイスとして知られています。
サンスクリット語の名前は、ヤシュティマドゥ。
写真は草の根っこの部分で、苦味の強いハーブティー等に少量いれると、
甘味がでて飲みやすくなります。
味は、見た目からは想像がつかないほど、強い甘さです。
冷たい性質をもちます。
アーユルヴェーダでは、外用としても内服としても使用されます。
こんなときに
- 喉がいたい
- 咳がでる
- 風邪をひいた
- 視力が弱まっている
- 体力がおちている
- 抜け毛が増えている
- 皮膚の調子が悪い
- 胃酸過多
皮膚が痒くなったときに
皮膚の赤みや痒みが強いときに、私(ブラフ)
が好んで使う薬草オイルの一つに、
「ヤシュティマドゥ(リコリス)の オイル」があります。
基本的には、痒さがでる前に薬草オイルで皮膚を整えておきたいのですが、
我慢できずにかきむしってしまい、痒さと同時にヒリヒリしているときに、
このオイルを塗ったところ、痒みがひき、炎症がおさまりました。
また、肌の赤みや痒みがでているときに、
ハーバルスチームサウナのハーブ類に、リコリスを混ぜると、
皮膚にやさしくスチームまとわりつき、鎮静されます。
顔の赤みが気になっている方は、
リコリスを煮出した熱い液を洗面器にいれて、
スチームを顔にあてても良さそうです。
リコリスは、抗炎症作用にすぐれているとのこと。
かき傷の治りもよく、傷の修復力も強そうです。(ブラフの体験)
ハーブティーに
ミントやレモンバーベナなどのハーブティーに、
ほんのり甘味をつけたいときに、リコリスをいれます。
いれすぎるときつい甘さになるので、
ほんの少しがおすすめです。
*どんな食べ物もスパイスもハーブも、過剰摂取は厳禁です。
はじめて食べる方は特に、少ない量から。
Herbal Ayurveda ハーバルアーユルヴェーダ