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3種のエナジーボールとキチュリ 

アーユルヴェーダの講座で、受講生がグループに分かれて、

「vata」「pitta」「kapha」それぞれを整えるエナジーボールとキチュリを作りました。
 

この実習はお料理を学ぶためではなく、これまでの学びを実践に結びつけること、復習が目的です。

体質理論、五感と五元素、消化の仕組み、心の性質 などを総合的に見てレシピを考えます。

 

 

受講生たちが作った3種類のエナジーボールはこちら。

 

「vata」

デーツをギーで炒め、体が温まるシナモンパウダーもたっぷり入れて。

ナッツは食感を楽しむために大きめに。

食感・触感を楽しむこともvataを整えるポイントになります。

 

「pitta」

デーツをベースに、カカオパウダーで苦味を、

体の過剰な熱を取るためにコリアンダーを入れていました。

仕上げにココナッツパウダーやクコのみなどでカラフルに。

目で楽しむこともpittaを整えるポイントになります。

 

「kapha」

ひよこ豆のパウダー(ペサン粉)を少なめのギーで炒り、

カカオパウダーや長胡椒で苦味と辛味を。

最後にパウダーが少し冷めたら、生蜂蜜で練り上げました。

ほろほろと軽い口当たりとスパイシーな味。

 

生蜂蜜は甘いけれど、渋味や辛味があります。

アーユルヴェーダではKaphaにむく数少ない甘味です。

熱を加えると消化しにくくなるので、冷めてから練り混ぜていました。

 

これまで学んだことが活かされているエナジーボールができました。

 

 

もう一つのお題はキチュリ。

 

キチュリはインドのスパイス粥。

消化に優しく、食欲がない時や体力が落ちている時、季節の変わり目にもおすすめです。

 

「vata」チームは、サツマイモやカボチャ入りで、クミンと生姜がやさしい味に。

「pitta」チームは、茗荷や紫蘇がトッピングされたスッキリとした味わいに。

「kapha」チームは、雑穀も入り黒胡椒や長胡椒、生姜も効いたスパイシーな味に。

 

それぞれの個性が際立ったキチュリ。どれもが美味しすぎて感激しました。

 

エナジーボールもキチュリも、食材や調理などにも真摯に向き合い、

明るく楽しく、幸せに満ちた気持ちで作ってくれました。

アーユルヴェーダでまずは大切にしていることです。

 

 

 

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