アーユルヴェーダで改善!薄毛・抜け毛
ハーバルアーユルヴェーダでは、3月から10月の間、
月に一度「お家でできるヘナ講座」を開催しています。
毎回、講座のはじめに、ご参加いただいた目的を伺っていますが、
頭皮や髪のトラブルのなかでも、白髪に次いで、
薄毛や抜け毛のお悩みが多いです。
今回はアーユルヴェーダからみる
女性の薄毛や抜け毛の理由や対策について書きます。
女性の薄毛・抜け毛の原因
女性の薄毛や抜け毛の原因は、いくつも考えられます。
出産後や更年期に毛髪が抜けやすくなる方が多いことはよく知られていますが、ホルモンバランスの変化や乱れも原因の一つです。
加齢によるもの、栄養不足、合わない生活習慣、ストレス、髪の洗いすぎなどもあげられます。
アーユルヴェーダでみる薄毛・抜け毛の原因
<その1>
アーユルヴェーダでは、抜け毛や白髪は、
ピッタ(火のエネルギー)が過剰になることが原因の一つと考えます。
*ピッタとは
https://ayurveda-ganesha.jp/10063.aspx?
ピッタは火のエネルギーで、熱や暑さと関係があります。
暑い時期になって、抜け毛が増えているという方は要チェック!
ピッタが過剰になると、、
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皮膚に赤い発疹ができる
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口内炎ができる
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口内に酸味を感じる
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体内のほてりや灼熱感
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軟便、下痢になる
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白目が充血する
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頭痛が生じる
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怒りっぽくなる
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批判的になる
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論破したくなる
などの症状があらわれやすくなります。
当てはまる方は、まずピッタの鎮静を心がけてみましょう。
のちほど、ピッタ鎮静のこつについて書きます。
<その2>
アーユルヴェーダで髪の毛は、
骨と密接な関係があると考えられています。
髪は、骨の組織が形成されるときにできる老廃物とされ、
髪の状態が悪ければ骨の状態にもなんらかの問題があることが予測できます。
通常、健康なサイクルで抜けた髪の毛根は、ぷくっとふくらみがあります。抜けた髪の毛根がスカスカだったり、やせ細っている場合は、骨組織を形成するための栄養が不足している可能性も。
油っぽい白い皮脂がついている場合は、
洗いすぎによって皮脂が過剰になっていることも考えられます。
ピッタを鎮静する生活法
体質的に、ピッタがもともと優勢であったり、過剰になっている方は、
まずピッタを鎮静する生活を心がけましょう。
すべてやろうとせずに、できることから少しずつ試してみてくださいね。
<ライフスタイル>
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直射日光のもとで長時間すごさないようにする。
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過活動を避ける。
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心穏やかに過ごす。
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空腹をさける。
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滝や湖など水のある場所に行く。
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お月見をする。
<食事>
暑いからといって冷たいものをとりすぎると、消化力が弱まります。
キュウリや冬瓜、ぶどうや桃など身体をやさしく冷ます旬の野菜や果物を上手に取り入れましょう。
ピッタを減らす味は、苦味・渋味・甘味。
ぶどうや桃は3つの味が揃っていますね。
逆に、辛味・酸味・塩味は、ピッタを増やしますので、
とりすぎないようにしてください。
*6つの味はすべてを取り入れることがおすすめなので、
過剰にならないようにしましょう。バランスが大切です。
ピッタの特徴に、何事も過剰になりやすいということもあげられます。
健やかな髪や頭皮に必要な栄養を摂るために
身体に必要な栄養を届けるために一番大切なことは、消化力です。
どれだけ身体にいいと言われる食べ物を食べても、消化できなければ意味がありません。
消化力を維持するポイント
- 食べ過ぎないこと。腹7分が理想。
- よく噛むこと。
- ながらではなく食事を楽しむ。
- 食後の様子を確認して、何時間も胃が重かったり腸内ガスが溜まっている場合は、内容や量を見直すこと。
- 冷たいものを摂りすぎないこと。
ピッタを整える頭皮パック
熱をやさしく冷ますハーブでの頭皮パックは、
頭の熱を落ち着かせ、頭皮や髪も健康に導きます。
ヘナは、古代より各地で、頭髪や爪などの染料としてだけでなく、傷や火傷、打撲、吹き出物、皮膚疾患の予防や治療につかわれてきました。アーユルヴェーダでも、身体の毒素排出や炎症抑制、新陳代謝を整える薬草として重宝されてきました。
アムラ(アーマラキー)は、身体のエネルギーバランスを整える果実で、
豊富なビタミンCやポリフェノールで若返り果実としても有名です。
頭皮や髪の健康にいいといわれているハーブ類は、頭皮の若返りや髪の成長を促進することが期待できるだけでなく、エネルギーのバランスを整える、洗いすぎによる皮脂過剰や頭皮トラブルをなくす、など、多角的に抜け毛や白髪の予防に役立ちます。
ハーバルアーユルヴェーダ Herbal Ayurveda