1日2回生まれ変わる
アーユルヴェーダでは人の一生のそれぞれの時期に、優勢となるエネルギーがあると考えます。
子供時代はカパ(水と地のエネルギー)が優勢。
カパは吸収し蓄積する働きを持ちます。必要な栄養や知識を吸収し蓄積して、心身の土台を作ります。
青壮年期はピッタ(火のエネルギー)が優勢。火は木を燃やすと炭になるように物質を変換させます。
吸収し蓄積したものを変換し、家庭を作る、仕事を行うなど、社会に貢献・還元する力になります。
そして高齢期はヴァータ(風のエネルギー)が優勢。
作り上げてきたものを受け渡したり流していく時です。
1日の時間帯も、同じようにそれぞれの時間帯で優勢なエネルギーがあると考えます。
朝の6:00から10:00はカパ(水のエネルギー)、10:00から14:00はピッタ(火のエネルギー)というように
自然のリズムに合わせた時間軸があります。
早朝の2時から6時は、ヴァータの時間帯です。この時間帯は、暗い夜間から日中へと移り変わる動きのある時間です。
陰から陽へ、エネルギーの移行時間。
私たちの体も、活動しやすい状態から、ゆっくりと休息しやすい状態へと切り替わります。
ここで休息する体から活動する体へと生まれ変わる。と考えると時間の使い方が変わってきます。
朝6時から10時までは、カパの時間。活動の体の土台を作るときです。
余剰な重さを取り除き、必要なエネルギーを取り入れて活動しやすい体を作ります。
14:00から18:00は、明るい日中から暗い夜への移行時間。(ここもヴァータの時間です)
エネルギーが陽から陰へと移り変わります。
18:00からのカパの時間は、休息する体の土台を作る時間。
1日2回、リセットして生まれ変わると考えると、毎日2回も新たなスタートができると思えて、私は嬉しいです。